インプラントとは?

インプラント(implant)とは、言葉の意味は”植える”です。歯が抜けたあとの骨に人工歯を植える技術です。抜けた歯をそのまま植えて元通りになれば理想なのですが、右の図のように自然歯は血管や神経(歯髄)が入っていて栄養を得ていますので、抜けた歯を入れて接着しても活着させることができません。

美容的な意味では古くから”植える”行為はなされており、インカではエメラルドを、中国やエジプトでは象牙を入れていました。中世ヨーロッパでは、この他に他人の健康な歯を使ったり、金などの金属も使っていたようです。


現在のインプラントが発展したのは、植える材料として、チタンが特別の作用を持ち、適していることが発見されてからです。

1952年スエーデンのブローマンマルク医師が、チタンと骨が融合することを発見し、オッセオインテグレーションと名付けました。その後も研究を重ね、1965年から臨床実験をはじめ、15年後の1981年にこの原理と臨床成績の学術論文を書き、世界に認められました。

オッセオインテグレーションとは、不思議なことにチタンと骨が融合することです。これにより、自然歯と同じような固定ができるようになります。

構造は図のように3つの部分からなっています。歯を支える歯根の代わりのインプラント、人工歯のクラウン、クラウンとインプラントを繋ぐアパットメントです。

インプラントの手順は、まずインプラント本体を骨に埋めます。オッセオインテグレーションが起こり完成するのに数ヶ月かかります。この間感染を防ぎ、無理な力がかからないように歯肉の中に埋めておきます。オッセオインテグレーションが完成したら、インプラント本体にアッパトメントを取り付け、さらにその上に入れ歯としてのクラウンを調整します。