口は食物接種・呼吸・社会生活により外界から常に細菌が入ってきている。細菌はたまたま入ってきてすぐいなくなるものと、口の中に住み着くものがある。住み着いているものを口腔常在菌という。常在菌には、無害なものも有害なものもあるが、代表的な菌には以下のようなものがある。

多くの菌が生息しており、むし歯や歯周病をおこすと考えられている。サングイス菌は、心内膜炎・ベーチェット・川崎病との関連が研究されている。

ミュータンス菌は、むし歯の17%、むし歯でない歯の1.5%に分離されるので、むし歯の原因菌と考えられている。しかし、この菌だけでむし歯になるのではなく、他にも多くの菌が関係し(参照 biofilm )、さらに菌がつくー>病気という単純なものではなく、口腔内の総合環境によって発症するものである。たとえば次のような研究がある。

乳歯う蝕発生に対するStreptococcus mutans (Str. mutans), 糖質摂取.歯質耐酸性のう蝕要因としての関連性を検べる目的で, 生後13カ月から17カ月の無う蝕の子供29名を対象とし, 初回, 半年後1年後の3回に亘り, う蝕発生の状態と歯垢中レンサ球菌の培養による検出, また歯垢の酸産生力, さらにその期間中の間食による糖質の摂取状態を問診により調査,した。.歯垢の酸産生力とう蝕発生あるいは, Str. mutansの出現との間に関連性がみられたものの、 乳歯う蝕発生とStr. mutansのみとの関連度よりも, 糖質摂取, 歯質の耐酸性要因を加えた場合により高い相関性が示された

口腔内細菌